アウロステル学苑・本校

アウロステルよーその歩みが未来の翼。

第20回 高校英語、後置修飾の学び直し② ― 長い主語から「本体」を見抜こう ― 【英検2級の壁シリーズ】ー 2026-Aug. - 16 (Sun.)

後置修飾の練習を実践します。

 

 

第20回

高校英語、後置修飾の学び直し②

― 長い主語から「本体」を見抜こう ―

【英検2級の壁シリーズ】

 

 

アウロステル学苑・本校の校長、ルクシアです。

 

前回、第19回では、

「主語が難しくなったのではない。主語に説明が増えただけ。」

ということを学びました。

 

たとえば、

The boy playing soccer in the park is my brother.

公園でサッカーをしている少年は、私の兄/弟です。

 

という英文。

 

一見すると、とても長い主語に見えます。

でも、後ろから付いている説明をいったん外すと、

 

The boy is my brother.

になります。

 

つまり、文の骨格そのものは難しくありません。

 

今回の第20回では、さらに一歩進みます。

 

長い主語を見たときに、

 

「主語の中心となっている名詞はどれ?」

「どこまでが説明なの?」

「文全体の中心となる動詞はどれ?」

 

を、自分で見つけられるようになりましょう。

 

今日の合言葉は、これです。

長い主語は、中心の名詞を探せ。

 

そして、もう一つ。

説明を外せば、英文の骨組みが見える。

 

 

 


◆ まずは短い英文から始めよう

 

最初は、この文です。

 

The students are my classmates.

その生徒たちは、私のクラスメートです。

 

とても簡単ですね。

 

主語は、

The students

です。

 

その中心となる名詞は、

students

です。

 

文全体の中心となる動詞は、

are

です。

 

したがって、文の骨格は、

The students / are / my classmates.

となります。

 


◆ 主語に説明を一つ付けてみよう

 

次の文を見てみましょう。

 

The students in the library are my classmates.

図書館にいる生徒たちは、私のクラスメートです。

 

今度は、

 

in the library

という説明が students の後ろに付きました。

 

分けてみると、

The students [in the library] are my classmates.

となります。

 

中心となる名詞は、やはり

 

students

です。

 

in the library は、

「どの生徒たち?」

 

という質問に対して、

 

「図書館にいる生徒たち」

と説明しています。

 

文の骨格だけを残すと、

 

The students are my classmates.

です。

 

説明が増えても、中心は変わっていません。

 

 


◆ さらに説明を増やしてみよう

 

次は、少し高校英語らしくなります。

 

The students studying English in the library are my classmates.

図書館で英語を勉強している生徒たちは、私のクラスメートです。

 

一気に長くなりました。

 

ここで慌てないでください。

まず、中心となる名詞を探します。

 

students

ですね。

 

次に、students の後ろを見ます。

 

studying English in the library

があります。

 

これは、

「どんな students なの?」

という説明です。

 

そこで、

 

The students [studying English in the library] are my classmates.

と分けます。

 

すると、文の骨格が見えてきます。

 

The students are my classmates.

これだけです。

 

長い英文になっても、骨格は中学英語と同じなのです。

 

 


◆ 「主語のかたまり」と「中心の名詞」

 

ここで、用語を一度整理しておきましょう。

 

The students studying English in the library

 

この全体が、今回の文では主語として働いています。

 

このシリーズでは、分かりやすく、

主語のかたまり

と呼びます。

 

その中で中心になっている名詞は、

students

です。

 

ですから、

The students studying English in the library

→ 主語のかたまり

 

students

→ 主語の中心となる名詞

 

と考えましょう。

 

学校や参考書、予備校などでは、このような大きなかたまりを「主部」と説明することもあります。

 

ただし、呼び方を暗記することが今回の目的ではありません。

 

大切なのは、

長い主語の中にも、中心となる名詞がある

と気づくことです。

 

 


◆ 主部の中から「本体」を探す

 

高校英語では、先生から、

 

「この主部の中心はどれ?」

「Sはどれ?」

 

と聞かれることがあります。

 

そんなとき、長い主語全体を見て混乱する必要はありません。

 

まずは、

誰について話しているのか。

 

あるいは、

何について話しているのか。

 

を探します。

 

たとえば、

The students studying English in the library are my classmates.

 

なら、

 

誰について話している?

students

 

です。

 

studying でもありません。

English でもありません。

library でもありません。

 

中心は、

 

students

です。

 

その students に、

 

studying English in the library

という説明が付いているのです。

 

 


◆ 「動詞が二つ見える!」問題

 

ここでも、前回の重要ポイントが出てきます。

 

もう一度、この英文を見てください。

 

The students studying English in the library are my classmates.

 

この文には、

 

studying

と、

 

are

があります。

 

どちらも、動詞のように見えます。

 

すると、

 

「動詞が二つある!」

と混乱してしまうことがあります。

 

でも、役割を確認すれば大丈夫です。

 

studying English in the library

は、

students を説明しています。

 

一方、

 

are

は、

今回の文全体の中心となる動詞です。

 

そこで、

 

The students [studying English in the library] are my classmates.

と見れば、かなり分かりやすくなります。

 

説明部分を外すと、

 

The students are my classmates.

です。

 


◆ 動詞らしい形を全部「文の動詞」にしない

 

高校英語では、これから、

 

studying

written

to study

playing

など、動詞から作られた形がたくさん登場します。

 

すると、

 

「動詞みたいなものが二つ、三つある!」

と見えることがあります。

 

でも、動詞らしい形を見つけたからといって、すべてを文全体の中心動詞だと思わないでください。

 

今回の例では、

 

studying

は students の説明の中にあります。

 

are

が文の骨格を作っています。

 

今の段階では、

 

「studying は現在分詞だから……」

と詳しい用語を覚える必要はありません。

 

まず、

 

これは名詞の説明側。

これは文の骨格側。

 

と見分けられれば十分です。

 

 


◆ もっと長くしても、中心は変わらない

 

では、さらに説明を増やしましょう。

 

The students studying English in the library after school are my classmates.

放課後、図書館で英語を勉強している生徒たちは、私のクラスメートです。

 

かなり長くなりました。

でも、順番に見れば大丈夫です。

 

まず、中心となる名詞は、

 

students

です。

 

次に、

 

studying English in the library after school

が students を説明しています。

 

したがって、

 

The students [studying English in the library after school] are my classmates.

となります。

 

説明部分を外せば、

 

The students are my classmates.

です。

 

英文は長くなりました。

でも、骨組みまで複雑になったわけではありません。

 

 


◆ 長い主語を「削って」読んでみよう

 

英文を読むときは、本当に単語を消す必要はありません。

 

頭の中で、

 

「この部分は説明だな」

と一度横へ置いてみるのです。

 

たとえば、

 

The girl singing a beautiful song on the stage is my sister.

という英文。

 

まず、

 

The girl

を見つけます。

 

次に、

 

singing a beautiful song on the stage

は girl の説明だと判断します。

 

すると、

 

The girl [singing a beautiful song on the stage] is my sister.

になります。

 

骨格は、

 

The girl is my sister.

です。

 

これが、

説明を外して、骨組みを見る

という読み方です。

 

 


◆ 日本語は「説明してから本体」、英語は「本体から説明」

 

日本語と英語を比べてみましょう。

 

日本語では、

 

放課後、図書館で英語を勉強している生徒たち

と言います。

 

説明が先に来ます。

 

放課後

図書館で

英語を勉強している

生徒たち

 

最後になって、ようやく本体の「生徒たち」が出てきます。

 

ところが英語では、

 

The students studying English in the library after school

です。

 

まず、

 

The students

と本体を出します。

 

そのあと、

 

studying English

「英語を勉強している」

 

in the library

「図書館で」

 

after school

「放課後」

 

と、説明を追加していきます。

 

英語は、

 

本体 → 説明 → 説明 → 説明

という形を作ることができます。

 

だから、英語では名詞が出てきたあとも、

 

「説明がまだ続くかもしれない」

と考えて読むことが大切です。

 

 


◆ まず本体を見つければ、迷子になりにくい

 

次の英文を見てください。

 

The dog sleeping under the table looks tired.

テーブルの下で眠っている犬は、疲れているように見えます。

 

ここで中心となる名詞は、

dog

です。

 

dog の説明は、

sleeping under the table

です。

 

したがって、

 

The dog [sleeping under the table] looks tired.

となります。

 

文の骨格は、

The dog looks tired.

です。

 

sleeping に気を取られて、

「この文の動詞は sleeping?」

 

と思わないことが大切です。

 

今回の文全体の中心となる動詞は、

looks

です。

 


◆ 骨格を見つける4つの手順

 

ここまでの内容を、実際の読解手順にしてみましょう。

 

長い主語を見つけたら、次の4段階で考えます。

 

第1段階

誰・何についての文なのかを探す

 

中心となる名詞を探します。

 

The students studying English in the library are my classmates.

なら、

 

students

です。

 


第2段階

名詞の後ろに説明が続いているかを見る

 

students の後ろに、

 

studying English in the library

があります。

 

これは students の説明です。

 


第3段階

説明部分を[ ]で囲む

 

The students [studying English in the library] are my classmates.

こうすると、構造が見やすくなります。

 


第4段階

説明を外して骨格を読む

 

The students are my classmates.

これが文の骨格です。

 

 


◆ 一語ずつ訳す前に、構造を見よう

 

英語が苦手になる原因の一つは、

 

英文を左から右へ、一語ずつ全部日本語へ置き換えようとすることです。

 

たとえば、

 

The students studying English in the library are my classmates.

を、

 

The → その

students → 生徒

studying → 勉強している

English → 英語

in → ~の中

the library → 図書館

are → ~です……

 

と、一語ずつ処理していると、

 

途中で、

 

「結局、何がどうしたの?」

となりやすくなります。

 

そんなときこそ、まず骨格です。

 

The students are my classmates.

「その生徒たちは、私のクラスメートです。」

 

ここまで分かれば、

 

あとは、

「どんな生徒?」

studying English in the library

 

「図書館で英語を勉強している生徒」

と説明を戻せばよいのです。

 


◆ 今日のまとめ

 

高校英語では、主語が長くなることがあります。

 

でも、長い主語の中にも、

中心となる名詞

があります。

 

たとえば、

 

The students studying English in the library are my classmates.

なら、

 

主語の中心となる名詞は、

students

です。

 

students を説明しているのは、

 

studying English in the library

です。

 

文全体の中心となる動詞は、

 

are

です。

 

したがって、

 

The students [studying English in the library] are my classmates.

と分けることができます。

 

そして、説明部分を外せば、

 

The students are my classmates.

という簡単な骨格が残ります。

 

長い英文を見たら、

すぐに全部を訳そうとしない。

まず、

 

本体を探す。

 

次に、

説明を見つける。

 

そして、

骨格を取り出す。

 

この順番で読んでみましょう。

 

 


🌿 英語学習ドリル

 

Part 1

主語の中心となる名詞を探そう

 

次の英文で、主語の中心となる名詞を書きなさい。

 

The boy in the park is my brother.

主語の中心:

(         )

 

The girl singing on the stage is Yuki.

主語の中心:

(         )

 

The students studying English in the library are my classmates.

主語の中心:

(         )

 

The dog sleeping under the table looks tired.

主語の中心:

(         )

 

The people waiting for the bus are very quiet.

主語の中心:

(         )

 


Part 2

主語のかたまりはどこまで?

 

次の英文で、主語全体のかたまりを書きなさい。

 

The boy playing soccer is my friend.

主語のかたまり:

(                      )

 

The girl singing a song on the stage is my sister.

主語のかたまり:

(                      )

 

The students studying English in the library are busy.

主語のかたまり:

(                      )

 

The dog sleeping under the table is very cute.

主語のかたまり:

(                      )

 


Part 3

後置修飾を[ ]で囲もう

 

次の英文で、主語の中心となる名詞を後ろから説明している部分を[ ]で囲みなさい。

 

The boy playing soccer in the park is my brother.

 

The girl singing on the stage is Yuki.

 

The students studying English after school are my classmates.

 

The dog sleeping under the table looks tired.

 

The people waiting for the bus are students.

 


Part 4

文全体の中心動詞を探そう

 

次の英文で、文全体の中心となる動詞を書きなさい。

 

The boy playing soccer is my friend.

中心動詞:

(         )

 

The girl singing on the stage is my sister.

中心動詞:

(         )

 

The students studying English are busy.

中心動詞:

(         )

 

The dog sleeping under the table looks tired.

中心動詞:

(         )

 

The people waiting outside are very quiet.

中心動詞:

(         )

 


Part 5

後置修飾を外して、骨格を書こう

 

次の英文から、名詞を後ろから説明している部分を外し、文の骨格を書きなさい。

 

The boy playing soccer in the park is my brother.

(                     )

 

The girl singing a beautiful song on the stage is my sister.

(                     )

 

The students studying English in the library after school are my classmates.

(                     )

 

The dog sleeping under the table looks tired.

(                     )

 

The people waiting for the bus are students.

(                     )

 


Part 6

4つまとめて見抜こう

 

次の英文について、

 

①主語の中心となる名詞

②主語全体のかたまり

③後置修飾部分

④文全体の中心動詞

 

を答えなさい。

 

The students studying English in the library after school are my classmates.

 

① 主語の中心となる名詞

(              )

 

② 主語全体のかたまり

(                              )

 

③ 後置修飾部分

(                              )

 

④ 文全体の中心動詞

(              )

 


🌿 解答例

 

Part 1

① boy

 

② girl

 

③ students

 

④ dog

 

⑤ people

 


Part 2

The boy playing soccer

 

The girl singing a song on the stage

 

The students studying English in the library

 

The dog sleeping under the table

 


Part 3

The boy [playing soccer in the park] is my brother.

 

The girl [singing on the stage] is Yuki.

 

The students [studying English after school] are my classmates.

 

The dog [sleeping under the table] looks tired.

 

The people [waiting for the bus] are students.

 


Part 4

 

① is

 

② is

 

③ are

 

④ looks

 

⑤ are

 


Part 5

 

The boy is my brother.

 

The girl is my sister.

 

The students are my classmates.

 

The dog looks tired.

 

The people are students.

 


Part 6

students

 

The students studying English in the library after school

 

studying English in the library after school

 

are

 


🌟 Eureka!

 

高校英語の文は、長くなることがあります。

 

でも、

英文が長い = 文の骨格まで難しい

とは限りません。

 

たとえば、

The students studying English in the library after school are my classmates.

という長い英文でも、

 

主語の中心は、

students

です。

 

その students に、

 

studying English in the library after school

という長い説明が付いています。

 

説明をいったん外せば、

 

The students are my classmates.

という、とても簡単な英文が残ります。

 

だから、長い英文を見たときは、

全部を一度に理解しようとしなくて大丈夫です。

 

まず、本体を探す。

次に、説明を見つける。

そして、骨格を取り出す。

 

英文は長くなっても、骨組みまで長くなったとは限りません。

―― ルクシア校長のEureka!

 

 


◆ 本日の合言葉

 

長い主語は、中心の名詞を探せ。

そして、

説明を外せば、英文の骨組みが見える。

 


✨ 次回予告

次回は、

高校英語、後置修飾の学び直し③

へ進みます。

今回、

The students studying English in the library are my classmates.

という英文を使いました。

でも、ここで一つ疑問が残ります。

なぜ、

studying

が students を説明できるのでしょうか。

次回は、

「〜している人・もの」

を表す現在分詞の仕組みに進みます。

the girl singing on the stage

the students studying English

こうした表現が、なぜ名詞を説明できるのか。

関係代名詞とのつながりも思い出しながら、高校英語の「現在分詞」をゆっくり学び直しましょう。

 

 


✨ note用要約

高校英語では、主語が長くなることがあります。

たとえば、

The students studying English in the library are my classmates.

一見すると難しい英文ですが、主語の中心となる名詞は students

studying English in the library は、その students を後ろから説明している部分です。

説明を外せば、

The students are my classmates.

という簡単な骨格が残ります。

今回は、

主語の中心となる名詞
主語のかたまり
後置修飾
文全体の中心動詞

の4つを見分けながら、長い英文を解体して読む練習をします。

長い主語は、中心の名詞を探せ。

説明を外せば、英文の骨組みが見える。

高校英語の長文を怖がらないための、後置修飾・実践編です。

 
 

 

※本稿は人工知能(AI)と共同制作し、教育目的でテクノスイート(川窪孝雄)が監修・編集しています。
※英語学習にもご活用いただけます。

AIは社会の信号機。
知の流れを整え、閉じた知をひらく公共インフラ。
人とAIがともに学び、ともに考え、ともに表現する社会へ。

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