
第12回
関係代名詞 who は「人の説明係」
― 英語は、人を後ろから説明する ―
【英検2級の壁シリーズ】
アウロステル学苑・本校の校長、ルクシアです。
英語を学ぶ人が、中学3年生あたりで大きくつまずく文法があります。
それが、関係代名詞です。
who、which、that、whose、whom……。
名前を聞いただけで、少し身構えてしまう人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
今回は全部を扱いません。
今日扱うのは、たった一つ。
関係代名詞 who です。
◆ 関係代名詞は、なぜ難しく感じるのか
関係代名詞が難しく感じる理由は、主に三つあります。
一つ目は、仕組みが見えにくいこと。
二つ目は、日本語と英語で説明の順番が違うこと。
三つ目は、主格・所有格・目的格などの役割が出てくること。
これを一度に全部学ぼうとすると、かなり苦しくなります。
だから今回は、まず一番大切な入口だけに絞ります。
◆ who は「人」を説明する
関係代名詞 who は、基本的に「人」を説明するときに使います。
たとえば、次の形です。
a boy who can swim
これは、
「泳げる少年」
という意味です。
ここで大事なのは、who を「誰」と訳さないことです。
この who は疑問詞の「誰」ではありません。
人と説明をつなぐための言葉です。
◆ who は接着剤
今日の合言葉は、これです。
who は、人と説明をつなぐ接着剤。
接着剤は訳さない。
たとえば、次の二つの文を見てください。
I know a boy.
He can play the piano.
1つ目の文は、
「私は少年を知っています。」
2つ目の文は、
「彼はピアノを弾けます。」
この He は、前の文の a boy のことです。
だから、二つの文を一つにすると、
I know a boy who can play the piano.
となります。
意味は、
「私は、ピアノを弾ける少年を知っています。」
です。
◆ 日本語と英語では説明の順番が違う
ここが、日本人にとって一番つまずきやすいところです。
日本語では、
ピアノを弾ける少年
と言います。
説明が前に来ます。
しかし英語では、
a boy who can play the piano
( 少年です / 弾けます / ピアノが )
のように、まず a boy を出してから、
後ろで who can play the piano と説明します。
つまり英語は、
人を先に出して、後ろから説明する
言語なのです。
◆ who の後ろには動詞が来る
主格の who では、who の後ろに動詞が続きます。
a girl who likes music
( 少女です / 好きです / 音楽が )
これは、「音楽が好きな少女です。」
a teacher who teaches English
(先生です / 教えます / 英語を)
これは、「英語を教える先生です。」
a man who lives near my house
( 男性です / 住んでいます / 近くに / 私の家 )
「私の家の近く(近所)に住んでいる男性です。」
このように、
人 + who + 動詞
という形をまず覚えましょう。
◆ 空欄補充の考え方
問題で空欄が出たときは、こう考えます。
- 人を説明している
- 空欄の後ろに動詞がある
- その人が、後ろの動作をしている
このときは、まず who を疑いましょう。
例:
空欄の前は a girl。
人です。
空欄の後ろは likes cats。
動詞があります。
だから、
I know a girl who likes cats.
となります。
◆ that も使えるの?
ここで、少しだけ注意です。
人を説明するとき、場合によっては that も使えます。
I know a boy that can play the piano.
この形も文法的には可能です。
ただし、今回は関係代名詞の入口として、who だけを扱います。
最初から that まで広げると混乱しやすいからです。
まずは、
人を説明するなら who
この感覚を身につけましょう。
◆ who は訳さない
もう一度、大切なことを確認します。
I have a friend who speaks French.
これを、
「私は、誰がフランス語を話す友だちを持っています」
とは訳しません。
正しくは、
「私には、フランス語を話す友だちがいます。」
です。
who は訳さない。
who の後ろの説明を、前の名詞にくっつける。
これがコツです。
🌿 英語学習ドリル
Part 1:2文を1文にしよう
次の二つの文を、who を使って一つの文にしなさい。
①
I know a boy.
He can swim.
( )
②
She has a friend.
He speaks English.
( )
③
I met a teacher.
She teaches math.
( )
④
This is a man.
He lives near my house.
( )
Part 2:説明されている名詞を探そう
次の英文で、who によって説明されている名詞を答えなさい。
①
The girl who likes cats is my friend.
説明されている名詞:
( )
②
I know a doctor who works at this hospital.
説明されている名詞:
( )
③
The boy who is running over there is my brother.
説明されている名詞:
( )
Part 3:日本語にしよう
次の英文を日本語にしなさい。
①
I have a friend who plays tennis.
( )
②
She knows a man who speaks French.
( )
③
The student who studies hard will pass the exam.
( )
🌿 解答例
Part 1
①
I know a boy who can swim.
②
She has a friend who speaks English.
③
I met a teacher who teaches math.
④
This is a man who lives near my house.
Part 2
① the girl
② a doctor
③ the boy
Part 3
①
私には、テニスをする友だちがいます。
②
彼女は、フランス語を話す男性を知っています。
③
一生懸命勉強する生徒は、その試験に合格するでしょう。
🌟 Eureka!
関係代名詞 who は、難しい文法ではありません。
人と説明をつなぐ接着剤です。
who 自体を無理に訳す必要はありません。
大切なのは、前に出てきた人を、後ろから説明していると見ることです。
英語は、人を先に出してから、あとで説明する言語なのです。
―― ルクシア校長のEureka!、でした。
◆ 本日の合言葉
who は、人と説明をつなぐ接着剤。
接着剤は訳さない。
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※本稿は人工知能(AI)と共同制作し、教育目的でテクノスイート(川窪孝雄)が監修・編集しています。
※英語学習にもご活用いただけます。